ルーレットで山梨回遊 Part.1【目指せ市町村制覇】
こんにちは、NaViDaiです。
突然ですが、みなさんは自分の住んでいる都道府県の全ての市町村に行ったことがありますか?僕は山梨県在住ですが、実はまだ全市町村には行っていません。
県内の全市町村には行っておきたいという思いから、スマホのルーレットアプリで山梨県全27市町村のルーレットを作り、出た市町村を訪問することにしました。
はじめに
「行く」の定義
当ブログでは、「行く」という行為を「車や列車でその地を通った(通過)」、「乗り物などを降りてその地に足を付けた(接地)」、「その地に行くことを目的とした(訪問)」の3レベルに分け、定義づけすることにします。
今回のルーレット回遊は、どれだけ遠くであってもルーレットで出た市町村を訪問することを目的としているので、山梨県の全市町村で“レベルⅢ 訪問”を目指すという企画です(過去に行ったことのある市町村も再度行き直します)。
ちなみに、ルーレット開始前時点で僕の山梨県の市町村経験レベルは、
Ⅰ通過:26/27(未 道志村)
Ⅱ接地:23/27(未 西桂町・小菅村・忍野村・道志村)
Ⅲ訪問:20/27(未 未接地4町村・上野原市・丹波山村・鳴沢村)
となっています。
ここで山梨県の地理に詳しい人なら、未訪問地域がことごとく郡内地方であることに気が付くでしょう!
山梨県の地理的特徴
「山しかないのに山梨(無し)県」などと揶揄されるように、山梨県はその面積の8割を人が住むことのできない山岳地で占めています。そのため、古くから山を隔てて生活圏や文化が異なっており、国中(くになか)地方と郡内(ぐんない)地方の2つに大きく分けられます。
国中と郡内の往来にはいくつかの道がありますが、図のように間に山があり、いずれも峠を越えなければなりません(柳沢峠・笹子峠・御坂峠など)。2012年に衝撃のトンネル崩落事故があった中央道笹子トンネルは、甲州市と大月市を結ぶ笹子峠直下のトンネルです。
国中地方には甲府を中心として甲府盆地が広がっており、山梨県の人口の約7割が盆地内に住んでいます。
僕は甲府に住んでいるため、峠を挟んだ郡内地方へ行くハードルの高さを実感してもらえるかと思います。
ルーレット回遊のルール
始める前に、不正防止(笑)の観点から事前にいくつかルールを決めました。
- 市役所・町村役場の外観撮影をもって訪問とする。
- 訪問先にて次のルーレットを回す(2回以上回して行きやすい方に行くなどはNG)。
- 訪問した市町村はルーレットから順次外す。
- 交通手段は何を使っても良いが、地図・カーナビは使用禁止(知識・標識・コンパス・勘などに頼る)。
1日目(1)
さて、前置きが長くなりましたが、いよいよルーレット開始!
某月某日、12時間の時間制限を設けて車で行くことにしました。
記念すべき1市町村目は…
一発目から未訪問の場所を引きました。幸先の良いスタート!
地図を見てはいけないので役場の細かい場所は知らないですが、以前山梨県内の国道路線図を作っていた時に「西桂役場前」という交差点を記入したことをかすかに覚えていました。ということは国道139号沿いかその付近だろうという予想のもと車を走らせたところ、見事ビンゴ!国道沿いにありました。
山梨県内の国道路線図、(たぶん)完成!!! pic.twitter.com/kZsisJUuvI
— ナビくん△ねこまんま (@navidai_1015) February 4, 2020
11:56 西桂町役場 訪問【訪問済:1/27】
行ったという証拠を残すためになんとなく地鶏しました。
西桂町は、1952年に町制施行してからずっと単独自治体を維持している息の長い町です。町制から70年近く経った現在でも人口が当時とほぼ変わりません(1960年:3,867人、2020年:4,059人)。中心駅の三つ峠駅(富士急行線)はCM撮影にも使われています。
次のルーレットを回しましょう。
うわ~!せっかく郡内まで来たのにまた甲府盆地に戻るのかぁ…。
まあいいでしょう。ルーレットとはそういうものです。
さて、南アルプス市は平成の大合併により2003年に生まれた新しい市です。市名については当時大きく話題を呼びました。問題となるのが、市役所の場所。4町2村が合併した大きい市なので、どこの旧役場に現在の市役所が置かれているか見当を付けなければなりません。
商業施設が旧櫛形町に集まっているのと、中部横断道の南アルプスICが旧櫛形町にあることを踏まえて、おそらく旧櫛形町役場が現市役所だろうと予想しました。
結果は大当たり。青看(道路標識のこと)の表記が「南アルプス市街」と「櫛形市街」で混在しており、すぐに分かりました。
14:04 南アルプス市役所 訪問【2/27】
南アルプス市は、2003年に当時の櫛形町・若草町・白根町・甲西町・八田村・芦安村が合併して誕生しました。人口は69,678人(2020年5月)で、山梨県において3番目に人口の多い市です。地元民は略して「南プス(なんぷす)」と呼んでいます。
日本初の外来語を使用した市名であり、合併当時はキラキラ市名などと物議を醸しました。公式の英語表記は「Minami-Alps」で、日本で唯一自治体の英語表記がローマ字ではない市でもあります。また、日本で「ぱ行」が使われている市は珍しく、3例しかありません(他は札幌市、別府市)。(ここまでオタク特有の早口)
それでは、次のルーレットを回しましょう。
………………。やめる?このルーレット。
冒頭の地図を見てもらえば分かると思いますが、上野原市は郡内地方です。山梨県最東端です。てかほぼ東京です。
絶望に打ちひしがれながらもやると決めたのでやるしかありません。一応未訪問だしね。
さて、記事も長くなってきたので一旦ここでPartを分けます。
Part.1まとめ
次回、「上野原」。デュエルスタンバイ!
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