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【登山】金峰山登頂記録/後編【甲府市最高地点へ】

前編からの続きです。

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第2章 天上の世界

9:51 砂払ノ頭[標高2317m/登山開始より6.1km・3時間44分]

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▲パッと視界が開け、岩の上に出た。ここは「砂払ノ頭」というピークのようだ(無名な山にはありがちだが、読み方が分からない)。ここからは岩上の稜線歩きが始まる。

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▲ついに我々の目指す金峰山の頂を補足。写真の最奥に見える雲に隠れそうな突起状の岩がその山頂だ。なんとか晴れてくれと祈りながら先へ進む。

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▲登山道の南側はすぐ崖になっている。足を滑らせたら一巻の終わりだ。一瞬の油断も許されない。

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▲砂払ノ頭より始まった稜線歩きでは、終始視界が良い。まさに天上の世界を歩いているようである。ここまで相当の疲労が蓄積されているが、絶景を見ていると疲れを忘れられる(比喩表現ではなくマジで疲れが吹っ飛ぶ)。

 

10:07 千代の吹上[標高2440m/登山開始より6.4km・4時間0分]

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▲「千代の吹上」とは、岩場の切れ落ちた崖のことらしい。改めて今写真を見るととてつもなく恐ろしいが、現場の僕は高所を歩いて感覚が麻痺していたのか、あまり恐怖感を感じなかった(さすがに足を出す勇気はなかった)。

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▲稜線歩きとはいってもぐんぐん登りが続く。

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金峰山の象徴である五丈石が目の前に迫る…

 

10:56 金峰山山頂[標高2599m/登山開始より7.4km・4時間49分]

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ついに、ついに、金峰山登頂達成!標高2599m、甲府市の最高地点へ到達です!感無量、感激、この達成感は何ものにも代えがたいものがありました。

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▲山頂からのパノラマ写真。祈りもかなわず周辺は厚い雲におおわれており、景色は全く見えませんでした。写真には写っていませんが、山頂にはけっこう登山客がいました。

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▲晴れていれば富士山を始め、名だたる山を多く見ることができる。リベンジせねば。

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▲山頂付近にある三等三角点「金峰」。標高2595.03 m。

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五丈石(ごじょういわ)全景。岩の手前に鳥居があります。ここが金櫻神社の本宮です。

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▲悲願の金櫻神社本宮参拝。本宮参拝は非常に難易度が高いので、金櫻神社は甲府市御岳町(昇仙峡の少し奥)に里宮があります。里宮とは、登山能力のない人が参拝するために麓に建てられる神社のことをいいます。

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▲山頂付近のジャンクションにはなんと「昇仙峡」の文字が。昇仙峡から歩いたら一体どれだけの時間がかかるのか…。

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▲五丈石の看板。このあたりは山梨・長野両県の県境ですが、「臼田営林署」との表示があります。山頂付近の管轄は長野県なのでしょうか。

 

第3章 地獄の下山

山頂でおにぎりを食べ、1時間ほど散策。晴れるまで粘ろうかとも思いましたが、そんな雰囲気はなく、無念ながら諦めました。

11:55 下山開始

今回はピストン登山なので、来た道をそのまま戻ります。ここからは疲れすぎていて全然写真を撮っていません。下ること自体は登りより楽なのですが、いかんせん蓄積疲労が溜まっているため足が思うように動きません。以下、下山のログです。

12:47 砂払ノ頭[標高2317m/登山開始より8.4km・6時間26分]

14:14 大日小屋[標高1975m/登山開始より10.7km・8時間7分]

15:10 富士見平小屋[標高1812m/登山開始より12.4km・9時間3分]

15:54 瑞牆山[標高1520m/登山開始より13.9km・9時間47分]

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▲無事に下山完了。駐車場が見えた瞬間、心の底から安心しました。そして舗装路面はとても歩きやすい。人間の文明はすごい。

 

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ケガも事故もなく無事に帰ってこられたことが何よりよかったです。

一瞬の絶景を求めてとてつもない苦労を長時間強いる登山は、めちゃくちゃコスパの悪いアクティビティです。でもそれがいいんです。また、山に登りたいと思いました。

 

なお、膝と太ももに強烈な筋肉痛を抱えながらこの記事を書いています。登山とは体力ゲーであることを改めて実感。トレーニングをして体力をつけて、また山に挑みたいですね。次はどの山に登ろうかなあ。

 

金峰山登頂記録[終]