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ルーレットで山梨回遊 Part.2【目指せ市町村制覇】

Part.1からの続きです。先にそっちを見てね。

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前回までのあらすじ

山梨県の全市町村訪問を目指し、ルーレットで出た市町村へ行くという狂気の企画。

西桂町→②南アルプス市→③上野原市

 

1日目(2)

ルーレットで上野原市が出たところから再開です。

南アルプス市から上野原市は70kmほどあり、さらに道が混む甲府盆地を横断するため、下道で行くのではとても時間がかかってしまいます。なるべく高速道路は使いたくなかったですが、ここは使いどころという決断を下しました。

中央自動車道 甲府南IC→談合坂SIC 47.5km 1,460円

途中、上り線の初狩PA大月市)にてラーメンという名の燃料を補給。

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初狩ラーメン。古き良き醤油ラーメンって感じで美味いです。

談合坂SICは談合坂SAに併設されるスマートICとして2020年5月24日に開業したばかりで、もちろん初めての利用です。

主に斜行エレベーターで有名なコモアしおつの住民向けに開設されたスマートICだそうですが、渋滞回避にも活用できそうな位置にあり一定の需要はありそうです。ただしけっこうな山の中にあり、接続する道はことごとく狭隘路なので、運転に不慣れな人は利用しない方が良いでしょう。

上野原市役所の場所なんて当然知るはずもなく、とりあえず国道20号に出てみることに。すると国道沿いにあっさり発見しました。役場訪問にカーナビなんていらんかったんや。

15:34 上野原市役所 訪問【3/27】

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この地鶏、コラ画像にしか見えなくて草。Zoomのバーチャル背景?現地で撮った写真のはずなんですけどね。

上野原市は、2005年に当時の上野原町秋山村が合併して誕生しました。人口は22,795人(2020年5月)と小ぢんまりとした市です。八王子市への通勤率が10%を超えており、山梨県ながら東京都市圏に属しています。

上野原のおもしろポイントは、桂川沿いに発達した河岸段丘です。市街地は段丘上に形成されていますが、JR上野原駅は段丘下にあり、駅と市街地の往来には急坂を登らなければなりません。上野原市民は足腰が強そうです。

それでは次のルーレットにまいりましょう。

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韮崎市

嘘だ!嘘だと言ってくれ!せっかく上野原まで来たのに速攻Uターンが確定しました。

今さっき通った高速にまた乗るのはあまりにもアホらしいので、ここは我慢して下道で韮崎まで行くことにします。

今日はここまで、甲府→西桂で国道20号の新笹子トンネル、南プス→上野原で中央道の笹子トンネル笹子峠をすでに2回跨いでいますが、笹子峠を越える道路トンネルはもう1本あります。そう、県道212号(旧国道20号)の笹子隧道です!

せっかくなら一日で笹子トンネルを制覇しようということで、旧道を経由してみました。

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笹子隧道は1938年に開通した古いトンネルで、その文化的価値から登録有形文化財に指定されています。坑口の装飾が特徴的ですね。なお、このトンネルの前後は九十九折の峠道となっており、冬期は通行止めになります。通行には十分注意してください。

これにて一日で3本の笹子トンネル全てを走行したことになりました。何してんだ。

その後は国道20号をひた走り、韮崎へ。韮崎市役所へは以前行ったことがあるため場所は分かっていました。

17:58 韮崎市役所 訪問【4/27】

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韮崎市は、1954年に発足して以来、平成の大合併の波にももまれず単独での市を維持し続けています。人口は29,177人(2020年5月)で、その知名度とは裏腹に意外と小さな市です。

韮崎という地名は、長く伸びる八ヶ岳の尾根(七里岩)がニラ()のように見え、その先端()に宿場町が位置していたことから命名されたと言われています。僕が山梨で一番好きな地名です。

ここまでの移動を振り返ると、西桂(郡内)→南プス(国中)→上野原(郡内)→韮崎(国中)と、国中と郡内をひたすらピストンしています。Part.1でも取り上げた通り、国中と郡内の間には峠があるため距離以上の遠さを感じます。さすがに疲れてきたので、そろそろ近場が出てほしい!ということでルーレットです。

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南巨摩郡身延町

うん、近場ではないけど悪くない。

韮崎から身延は国道52号で直結しているためアクセスは良好です。特に国道52号の南アルプス市区間には甲西道路というバイパス道路が整備されており、南アルプス市出身で政界のドンといわれた昭和後期の自民党の重鎮・金丸信が作らせたという逸話が残っています。

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上を走っているのは中部横断道です。ところで小林なんて地名があるんですね。人の名前みたい。

身延町役場は大学の実習で行ったことがあり、場所を知っていました。

18:58 身延町役場 訪問【5/27】

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身延町は、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺門前町であることから、全国的に有名な町です。ただし、現在の身延町は2004年に当時の身延町・中富町・下部町が合併して新設されました。新しい町役場は元来身延の中心部であった旧身延町ではなく、旧中富町役場に置かれています。合併の際に町名を身延にする代わりに、役場を中富に置くという合意があったそうですが、本来の中心部に役場が置かれていないという現状はちぐはぐさを感じずにはいられません。

そろそろ空が暗くなってきますが、ルーレットを回しましょう。

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南都留郡忍野村

また郡内が出てしまいましたが、未訪問の地なので良しとしましょう。

さて、身延から富士五湖方面へは国道300号(本栖みち)という道路が延びています。この道路は九十九折が続く険しい山道で、別名甲州いろは坂とも呼ばれています(「いろは坂」は日光にある九十九折の観光道路)。しかし最近になって、ヘアピンカーブ解消を目的としたトンネル掘削が行われており、近いうちに甲州いろは坂とは呼べなくなるかもしれません。

本栖湖精進湖、西湖、河口湖の湖畔を走り抜け、忍野へと向かいます。

忍野村役場の場所は当然知るわけがないですが、小さい村なので大通り沿いにあるだろうと予想し、簡単に見つけることができました。

20:27 忍野村役場 訪問【6/27】

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すっかり夜になってしまいました。夜の地鶏は難しい。

忍野村は、1875年に成立して以来単独自治体を維持し続けている村です。忍野八海は有名ですね(実は未だに行ったことがない)。今度は明るい時間に訪問したいです。

イムリミットも迫っているので次へ行きましょう。

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甲斐市

甲府のすぐ隣ですね。家に帰れと天に言われている気がします。

と、ここで記事が長くなってきたのでPartを区切ります。

 

Part.2まとめ

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前Partまでで訪問済の市町村は灰色で塗りつぶしています。

次回、果たして家に帰ることはできるのか?1日目は衝撃の結末を迎える?!

乞うご期待!

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