【旅行】突発的に金沢へ(福井・信楽)/2日目【18きっぷ】
こんにちは、NaViDaiです。
1日目の記事をその日のうちに書き終えたのはいいものの、2日目の記事を書くまでには少し時間がかかってしまいました。
はじめに断っておきますが、今回の記事に金沢要素はございません。
1日目の記事を読んでいない方は、先にそちらを読むことをおすすめします。
朝から大雨警報
おはようございます。朝7:00、宿泊場所の快活CLUBを出ると、外は大雨でした。
この日は最初にえちぜん鉄道に乗る予定だったので、快活からの最寄り駅だった越前開発(えちぜんかいほつ)駅に向かいます。しかし、折り畳み傘しか持っていない僕は雨にさらされずぶ濡れになってしまいました。
スマホを見ると大雨警報が発令されていました。そりゃずぶ濡れになるわ。
やっとのことで越前開発駅に到着し、えちぜん鉄道の1日フリーきっぷを購入。学生証を出していないのに、学生認定されました。
えちぜん鉄道
勝山永平寺線はすでにコンプ済みだったので、今回は三国芦原線のコンプを目指し、終点の三国港(みくにみなと)駅まで行きます。
越前開発駅からすでに高校生の乗客が多かったのですが、福井駅で三国港ゆきに乗り換えるとさらに多くの高校生が乗ってきました。地元では重要な足として使われているのですね。
そして高校生のほとんどが福大前西福井駅で降り、一気にガラガラになりました。この日は福井大学で何かイベントでもあるのかな?それとも高校があるのかな?
なんだこの高輪ゲートウェイみたいな名前の駅は。しかも、駅名になっている「ハートピア春江」という施設の最寄駅は太郎丸エンゼルランド駅らしい。もうむちゃくちゃです。
越前開発駅を出てから1時間半ほどで終点の三国港駅に到着。おしゃれな駅名標です。駅舎の扁額も旧字体が使われていて味があります。
国鉄時代のホームの遺構がありました。国鉄は相当広い路線網を持っていたんだなと改めて実感。
三国港より望む日本海。また、ここは九頭竜川の河口でもあります。
駅のさらに向こうは再び単線になって車止め。
ここまで乗ってきた電車がそのまま折り返し、再び福井駅まで戻ります。
一路、関西へ
しっかり計画を立てていたのは福井までで、それ以後はその時の気分によって行動を決めることにしました。とりあえずJR北陸本線で敦賀まで行きます。
敦賀まではワンマン。立っている人が少々いるくらいには乗客がいました。
福井鉄道鯖福線(廃線)の駅へレーダーを飛ばした段階で、駅メモの総アクセス駅数が5000駅に到達!ついに「ボーン・トゥ・ビー・マスター」獲得です。気づいたら日本全国の総駅数の半分を超えていました。感慨深いです…!
今庄駅にて、道元禅師史跡の看板を発見。ちょっと気になる。
ひたすら田んぼが続く中を走り抜け、長い長い北陸トンネル(13,870m)を抜けると敦賀駅に到着。敦賀はまだ福井県ですが、ここまで来るともう関西に来たという感覚になります。
発車標が液晶モニターで表示されており、ハイテクなのかと思いきや、まさかの直撮り…。工事か何かで暫定でこうなっているのでしょうか?これが完成形というのはあまりにもダサい。
敦賀駅は18きっぱーの味方、JR西の新快速の最遠始発駅でもあります。次に乗る列車は、敦賀発 湖西線経由 姫路ゆき。相変わらずなかなかのロングランです。
実はJR湖西線初乗車です。ところで、湖西線の読み方を今までずっと「こさいせん」だと思ってきましたが、駅員さんのアナウンスで「こせいせん」であることを初めて知りました。だって静岡県湖西市は「こさいし」じゃん…。
敦賀でも、北陸新幹線絶賛延伸工事中。JR北陸本線は敦賀以北が三セクになるのでしょうか。
敦賀-新疋田間のループ区間がちょっと気になっていましたが、トンネルが連続しておりループの実感はあまり分からず。それでもトンネルを抜けたら琵琶湖が広がる光景はなかなか良いものでした(うまく写真が撮れず)。
このあたりで眠くなってきて記憶があまりありません。
あっという間に山科駅に到着。金沢への旅だったはずなのに京都まで来てしまいました。
信楽高原鐡道に乗ろう
お腹が空いたので、ここで山科駅前の立ち食いそば屋で腹ごしらえ。
無計画で京都まで来てしまったものの、JR湖西線とそれに並行する京阪石山坂本線をコンプし、コンプ路線数は299本に。そしてここで、MO滋賀まであとJR草津線・信楽高原鐡道信楽線の2路線のみであることに気が付きます(まさか関西まで来るとは思っていなかったので事前に確認していなかった)。これはMO滋賀を取るしかない…!
京都府を滞在時間わずか15分で後にしますが、山科駅でこんなアンケートをもらってしまいました。京都に来たかったわけではないのであてはまる選択肢が何もありません。アンケートをくれた人、ごめんなさい。
草津駅よりJR草津線に乗り換え。草津線は初乗車です。意外と利用客は多い。
30分ほどで貴生川駅に到着。この駅にて近江鉄道本線をコンプし、コンプ路線数が300本になりました!「呼吸するようにコンプする」獲得です。偶然にも5000駅称号と同日獲得となったため、デイリースコアランキングがなんとこの時点で3位に!一桁順位を見るのは初めてで、また最終デイリーでもそれなりの高順位が望めなそうな数字です。最終ランキングが楽しみ。
ここからは信楽高原鐡道信楽線に乗ります。下車駅は信楽駅ではなく、紫香楽宮跡に行きたいため紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅です。信楽高原鐡道とJRの乗り換えに改札はなく、このような乗り継ぎ証明書をもらいます。
1両編成・ワンマン・ディーゼル車のローカル線です。貴生川駅を出るとずんずん登り、高度を上げていきます。途中、信号場跡を通りますが、ここは1991年に起きた列車衝突事故の現場となった場所です。
紫香楽宮跡駅。駅名は「しがらきぐうし」と読みます。駅にはしっかりと信楽焼のたぬきが置いてありました。紫香楽は信楽の昔の表記です。
ここで親に連絡をしたところ、「昨日は金沢にいるって言ってたのに、信楽ってどういうこと?」と困惑していました。
駅の横にあった第4種踏切(警笛も遮断器もない最低ランクの踏切)。第4種を実際に見たのは初めてです。いくら列車の本数が少ないとはいえ、本当に危ないなこれ。さらに、写真の奥にはなかなか香ばしい未舗装路が続いています。
駅から10分ほど歩くと紫香楽宮跡の入口着きました。
紫香楽宮(しがらきのみや)は745年に都が置かれていた場所で、いわば日本の元首都ともいえる場所です。さらに、今となっては信じられないことに、奈良の大仏はこの紫香楽の地で造営が始まっています。のちに都が平城京に移されたことで、大仏の造営もそちらへ移りました。
ここで、あれ?平城京遷都は710年じゃないの?と疑問にもつ人もいるでしょう。僕も「なんと大きな平城京」と覚えました。
この一連の流れを行ったのは、多くの人が知っているであろう聖武天皇です。当時の日本は反乱や地震、疫病などが多く、聖武天皇は大きな不安を覚えて都をコロコロと変えたと言われています(諸説あり)。
740年から745年の間に、
平城京(奈良市)→恭仁(くに)京(京都府木津川市)→難波(なにわ)京(大阪市)→紫香楽宮(滋賀県甲賀市)→平城京
と目まぐるしく遷都を繰り返し、最終的には平城京へ戻っています。
工事や引っ越しに動員される当時の民衆からしたらたまったものじゃないですよね。
詳しくは、こちら↓のサイトで分かりやすく説明されているので、気になった人はぜひご覧ください。
坂を上るとそこには「紫香楽宮(しがらきのみや)」という神社と、遺跡が広がっていました。
案内板によると、礎石は当時のものであり、ここまできちんと建物の遺構が残っているのは珍しいそうです。
こんなにきちんとした遺跡だとは思っておらず、まさかの展開にテンションが上がります。写真では全体像が伝えづらいですが、いくつかの建物が建っていたことがうかがえ、またその規模はかなり大きいです。
ここが1300年前の日本の首都…。ロマンがありますね。
ただし最近の調査で、この内裏野地区は宮殿跡ではなく、総国分寺として作られた甲賀寺跡である可能性が高いことが分かっているそうです。どちらにせよ、当時の都の中心部であったことには変わりありません。
思いつきで来たにも関わらず、とても面白い場所に行けてご満悦。
列車が来るまでまだ時間があるのでそれまでお散歩。田園風景が広がっています。
この写真は加工していません。ファミリーマートの緑色が色褪せたかのように主張が少なくなっています。おそらく景観配慮系のアレでしょう。
疲れたのでファミマのイートインスペースで休憩し、列車を待ちます。
帰りの貴生川に向かう列車は、全席クロスシートのおしゃれな車内。
貴生川駅で、再びJRへの乗り継ぎ証明書をもらいます。なお、僕は18きっぷなので駅員に出す必要はなし。
いよいよクライマックス
紫香楽宮を堪能し、旅も終わりに近づいてきました。
貴生川駅より柘植方面に向かい、滋賀県最後の駅である油日駅にてマスターオブ滋賀達成!当初の予定にはありませんでしたが、思いつきの行動で獲得することができました。
柘植駅にて草津線を完乗。関西本線に乗り換えます。ここからはもう乗車済み区間なので、旅の終わりを実感します。
亀山駅での乗り換えを経て、19:15頃名古屋駅に到着しました。実家に一晩泊まってから、翌日に甲府へ帰ります。
これにて「突発的に金沢旅」完結です!
2日間の駅メモの成果
アクセス駅数
1日目:195駅、2日目:206駅
2日間の赤新駅数:197駅
総合アクセス駅数:4854駅→5051駅
新規コンプ路線
1日目
- 妙高はねうまライン(未乗車)
- 富山地鉄本線(未乗車・アイテム使用)
- 富山地鉄市内線(未乗車・アイテム使用)
- あいの風とやま鉄道(未乗車)
- 北陸新幹線
- IRいしかわ鉄道
- 北陸鉄道浅野川線(未乗車・アイテム使用)
- 北陸鉄道石川線
- JR七尾線(一部アイテム使用)
2日目
- えちぜん鉄道三国芦原線
- 福井鉄道福武線(未乗車・アイテム使用)
- JR北陸本線
- JR湖西線
- 京阪石山坂本線(未乗車・アイテム使用)
- 近江鉄道本線(未乗車・アイテム使用)
- 信楽高原鐡道信楽線(一部アイテム使用)
- JR草津線
総合コンプ路線数:285本→302本
移動距離
1日目:544km、2日目:365km(駅メモアプリ上の移動距離)
獲得称号
1日目
- 塩尻好き
- ルナとお仕事がんばった
- 石川の猛者
- マスターオブ石川
2日目
- 福井の猛者
- ボーン・トゥ・ビー・マスター
- ルナといるのが楽しくなった
- 呼吸するようにコンプする
- マスターオブ滋賀
- はじめまして新栄町
総合獲得称号数:567個→577個
2019年8月22日の最終デイリースコアランキングは5位でした。自己最高を大幅に更新!
まとめ・総括
今回の旅は突発的なものでありながら、僕らしく中身の濃い旅になりました。
また、限られた時間の中で、新幹線を使い移動時間を短縮したことは大きかったです(そのぶん出費が大きかったが…)。
金沢と福井は個人的にもっとしっかり観光したいので、次は車で行ってみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ブログを始めてみて、アクセス数がけっこう記事を書くモチベになることが分かりました。これからも生暖かい目でときどき覗いてもらえると嬉しいです。
ではまた。