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高速道路の路線図を作ってみた【#0/序章】

お久しぶりです、NaViDaiです。

皆さんは新型コロナウイルスの蔓延で自粛が続く中、何か熱中していることはありますか?

最近の僕は、家で高速道路の路線図を作ることに夢中になっています。

無駄に時間をかけている自己満足の趣味でしかないですが、誰かの嗜好に刺さることを願って記事にしてみました。

路線図が膨大なので、複数の記事に分けるつもりです。この記事では序章として、なぜこのようなことを始めたかについて書きました。

 

高速道路の分類

高速道路の地図といえば、NEXCO東日本は「ハイウェイウォーカー」、中日本は「サービスエリアガイド」、西日本は「高速道路ガイドマップ」が、各社管内のSAなどで配布されています。これらのガイドマップに掲載されている道路はNEXCO管轄の有料高速道路のみですが、実はこのほかにも高速道路は存在します。

そもそも、「高速道路」の定義は自動車専用道路(自専道)であるかどうかで、無料・有料かどうかは関係ありません。

高速道路は主に以下の4つに分類されます。

A路線は日本の大動脈となる高速道路で、作るべき道路は法律で決められています。狭義として高速道路=高速自動車国道という認識もあり、その場合はA路線のみを指します。

A'路線は、すぐに全線開通できないA路線の中で、部分的に混雑箇所や峠越え箇所を先行して整備した高速道路で、将来的にはA路線と一体化します。

後から新しく高速道路を作りたいとなっても、法律を改正してA路線を増やすことは容易ではありません。そこで、新たに構想が生まれた高速道路のうち、A路線に指定されなかった高速道路を、法律外で国土交通大臣が指定B路線としています。

都道府県や市町村が中心となって計画される地域的な高速道路(地域高規格道路という)はA・A'・B路線には含まれません。首都高速名古屋高速などの都市高速道路は事業主体が国ではないため、地域高規格道路という扱いとなっています。

なんだか難しそうな言葉がつらつらと出てきましたが、A路線・A'路線・B路線・それ以外の4種類があるんだなあということが分かってもらえれば十分です。

また、高速道路ではない一般道路の中には、歩行者・軽車両進入禁止の規制がかけられ、自専道と錯覚してしまうような大きな道路もあります。そのような道路と自専道との決定的な違いは自動車専用の標識の有無です。この標識がある道路は、原付が通れない、道路規格が一定以上などの違いがあります。ただ、自動車で走るぶんには大きな差は感じられず、僕はこのような一般道路を勝手に「自専道に準じた規制をもつ一般道路」とよんでいます。

 

実在しない高速道路の路線図

先述の通り、NEXCO各社が配布しているガイドマップには、NEXCO管轄の道路のみが路線図として掲載されていますが、高速道路すべてが載っているガイドマップはあまり見たことがありません。実在しないのなら、作ってしまおうということです。

さらに、掲載対象は自専道のみならず、「自専道に準じた規制をもつ一般道」も含めてみました。ただし、定義で決められているわけではないので選考は独断です。

今回路線図を作成するにあたって、

  • 路線としての形を大きく損なわないこと
  • JCTなどで本線となる路線を直線で描くこと
  • 有料・無料をはっきり分かるようにすること

といったいくつかのルールを設けました。

路線の未開通部分は今後の編集のしやすさと少しのロマンも含めて、基本計画区間であっても掲載しています。また、仮称IC名は独自で名付けたものも多くありますが、設置箇所は何かしらの裏付けを取っています。

最終的には日本全国の路線図を作りたいという野望を抱きつつ、素人がエクセルでちまちまと作っております。不十分な点がいくつかあるとは思いますが、人の目に触れ、多くの意見をもらうことで洗練させていきたいと思っています。何か気づいた点がありましたら、コメント、Twitterhttps://twitter.com/navidai_1015)等で教えてください。

次回から地方ごとに小出しにしていきます。

 

豊科穂様作成の「高速道路走破MAP」は、自専道をすべて掲載した塗りつぶし記録対応の素晴らしい白地図です。今回作成にあたり、大いに参考にさせていただきました。