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【旅行】北東日本大出張 Part.3-1【最北端(往路)編】

Part.2からの続きです。

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6日目 札幌→稚内

道庁訪問

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北海道庁本庁舎(赤れんが庁舎)。明治竣工の重要文化財。威厳がある。

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▲こちらは現役の北海道庁

まさかの高級車

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▲道内の移動には車が欠かせない。2日間レンタカーを借りた。
車種おまかせの安いプランで予約したところ、ハイブリッドのクラウンが来て草。このレベルの高級車を運転するのは初めてだ。超快適な移動が約束された。

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▲鹿避け笛装着車らしい。北海道では標準仕様なのか。どのくらい効果があるのかは不明。

この日はウポポイへ。ウポポイに行くために今回北海道へ来たといっても過言ではない。

ウポポイのボリュームがあまりにも大きいため、“ウポポイ編”として別記事にまとめます(執筆中)。

ひたすら北上

ウポポイを楽しんだ後は、日本最北端を目指してひたすら北上。

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▲E5道央自動車道比布大雪(ぴっぷたいせつ)PA。ここが日本最北のパーキングエリア。スタンプもしっかりあった。
このPAからは、晴れていれば北海道最高峰・大雪山が綺麗に見えるようだが、雲がかかっていて見えなかった。
日本最北とはいっても、ここは旭川から少し北に行った比布町。最北の街・稚内まではまだ200km以上ある。

道央道はこの先すぐの士別剣淵ICで終焉を迎える。

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士別剣淵本線料金所。ご丁寧に日本最北の料金所という表示がある。この先にもE5としての自専道が整備・事業・計画されているが(名寄美深道路、幌富バイパスなど)、それはいずれも無料である。何らかの方針転換がない限り、今後もここが日本最北の料金所であることは揺るぎない。

これより北に高速自動車国道は存在しないという事実を叩きつけられながらICを降りると、無常にも稚内 198km」の標識があった。ウポポイを出てから既に3時間以上が経過していたが、ここからが本番である。

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▲北に行けば行くほど気温が下がり、あまりにも寒すぎるのでしまむら 士別店でパーカーを調達。お盆にパーカーを買うことになるとは思わなかった。
ひょっとして日本最北のしまむらかなと思って調べたところ、そうではなかった。稚内にもしまむらがあるそうだ。

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美深町びふか温泉でひとっぷろ。お風呂は子どもで溢れかえっていた。

満天の星空

ひたすら国道40号を北上していく。名寄盆地を越えると、集落はおろか街灯すらほとんどない区間が延々と続く。

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▲星が綺麗そうだったので車を止めてみると、今までに見たことのない見事な星空が広がっていた。プラネタリウムを超えているんじゃないかと思うような満天の星空だ。流れ星はいくつも見えたし、天の川が本当に川のように見えた。
iPhoneの夜景モードで写真を撮ってみると、わずかながら星を写すことができた。過去に綺麗な星空をスマホで撮影しようとしたことはあったが、ほぼ写らなかった。このことから、今回の星空が如何に見事であったかが伝わるだろうか。

時間を忘れて星空を眺めていると、遠くから列車の音が聞こえてきた。宗谷本線の特急サロベツ3号だ。ここは、もう北の果てと言っていいであろう幌延。こんな夜遅くにも列車が動いていることに驚いた。
無音で漆黒の空間からガタンゴトンという音が聞こえる情景は、リアル銀河鉄道のようであった。

最北端へ

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▲深夜0:17、ウポポイ出発から8時間半、ついに日本本土最北端宗谷岬に到達した。

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▲ここまで一人で運転したので疲れ果てているが、力を振り絞って寝床を設営。風が強く、テントを立てるのに苦労した。

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▲午前1:30、設営を終え、寝る準備も整った。この時の気温は14.3℃。もっと寒いかと思っていた。テントの中で風をしのげば十分暖かい。

僕はこの日、日本で誰よりも北で寝ている人となった。おやすみなさい。

(続く)

 

移動まとめ

時刻は全て発車時刻です。

6日目
【札幌市内】10:13
↓車(E5A/E5
【ウポポイ白老町】15:35
↓車(E5
【比布大雪PA比布町】18:24
↓車(E5/R40)
しまむら 士別店(士別市】19:02
↓車(R40/E5)
【びふか温泉美深町】20:55
↓車(R40)
セイコーマート 天塩中川店(中川町)】22:13
↓車(R40)
【R40沿いの駐車場幌延町)】23:12
↓車(R40/E5/R238)
宗谷岬稚内市
走行距離:約586km
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【旅行】北東日本大出張 Part.2【道央編】

Part.1からの続きです。

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4日目 大阪→札幌

いざ、北の国へ

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▲やっとコイツの出番がやってきた。

大阪〜関西空港新千歳空港〜札幌だけで18きっぷ一日分の元が取れてしまうんだよね。

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関西国際空港の第2ターミナル。がらんどう。メインの第1ターミナルとはかなり離れており、シャトルバスで移動した。

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▲飛行機に乗り込む瞬間はいつだってワクワクする。本州よさらば。

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▲2時間ほどのフライトで新千歳空港に到着。
まだ東京オリンピック仕様が抜けきれていなかった。

快速エアポートの車内アナウンスで「イランカラㇷ゚テ(迫真)」を聞くと、北海道に来たなあという実感が湧く。

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▲北海道の中心・札幌駅
快速エアポートに乗ってる間は気づかなかったが、かなり気温が低い。オリンピック中に札幌は暑いという声を聞いていたので油断していた。周りを見ても長袖を着ている人ばかりである。

名ばかりの札沼線

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▲微妙に時間があるので、札沼線学園都市線を乗りつぶす。いつも思うが、愛称が完全に学研都市線のパクりだよなあ。

札沼線とは、「『札』幌」と「石狩『沼』田」を結んでいたことに由来する。しかし今や、石狩沼田はおろか、新十津川までも行かなくなってしまった。

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▲終点の北海道医療大学駅
少し前に北海道医療大学新十津川間が廃止になり、この駅が新たな終着駅となった。駅前がやたらだだっ広い。札幌行きには大学生と思しき人が何人か乗ってきた。

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▲札幌の大通に残るオリンピックの残骸。国旗は次の日には撤去されていた。

 

5日目 札幌→留萌→苫小牧→札幌

18きっぷの弊害

早朝からすすきの→札幌駅のマラソンを敢行し(寝坊した)、5日目がスタート。

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▲朝6:00発の旭川行きに乗る。札幌から旭川まで乗り換えなしで行ける普通列車は、この列車のみなので、なんとしても乗りたかった。

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留萌本線との接続が悪く、深川駅で2時間半の乗り換え待ち。滝川以北は普通列車の本数がかなり少ないので、18きっぷだとどうしてもこういう無駄が生まれてしまう。ご飯を食べたり散歩したりして時間をつぶす。

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▲用水の遺構らしい。ギロチンかと思った。

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▲駅近くにマックスバリュがあったので買い物。ゴールデンカムイラッピングのサッポロクラシックがあったので、思わず購入。

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▲ホワイトボードの絵に気合が入っていた。

廃止寸前のローカル線

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廃線待ったなしの留萌本線に乗る。キハ54はテーブルのある座席があり、リクライニングもできる。扇風機にはJNR(国鉄)のマークがあった。

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留萌本線に決定的な打撃を与えつつある、E62深川留萌自動車道と何度か交差する。
北海道では、並行する高規格道路によって鉄道の利用客を奪われるパターンが非常に多い。

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石狩沼田駅。前日に乗った札沼線学園都市線)は、昔はここが終点であった(「『札』幌」と「石狩『沼』田」で札沼線)。

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▲ローカル線にありがちなコンテナ駅舎。

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留萌駅。この先増毛までつながっていたが、2016年に廃止された。いずれ留萌からも姿を消すだろう…。

留萌を散策したかったが、折り返しの列車を逃すと数時間待たなくてはいけないので、やむなく留萌滞在10分で折り返す。

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▲再び深川駅。ここから滝川まで特急ライラックで小ワープ。前述のように滝川以北は普通列車の本数が少ないが、特急は多く走っているので、効果的な短距離利用ができる。

北海道グルメ

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岩見沢駅ナカにある「いわみざわ農園」でオーガニックのプリンを買った。とても美味しい。あと北海道ではどこにでも売っている「とうきび」も好き。

岩見沢からは室蘭本線に乗る。

室蘭本線は苫小牧を境にその性格が大きく違う。
長万部~苫小牧は、函館と札幌を結ぶ大動脈で特急北斗も通るが、苫小牧~岩見沢は利用者の少ないいわゆるローカル線になり果てている。

室蘭本線では、栗沢栗丘栗山と「栗」のつく駅が3連続で登場する。
調べてみたところ、沿線に栗の木が多いことが由来らしい。地名なんてそんなもの。

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▲“苫小牧に行くことがあれば味の大王に行け”と知り合いの道民から言われていたので…
苫小牧名物・カレーラーメン
スープがどろどろのカレーでめちゃくちゃ美味い。チャーシューも分厚かった。

ただ、苫小牧駅で1時間の乗り換え待ちの間に急いで行って食べた(駅から徒歩15分)ので、口の中を火傷してしまった。

その課金は必要だったのか?

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▲帰りは快速エアポートuシートに乗る。

快速エアポートの号数は大きい数字だが、百の位と十の位で運行される時間帯を指し、一の位がその時刻に対して、何番目に走行している列車かという表示になっている。一の位が奇数の場合は上り、偶数は下りというルールは他と同じである。
例えば上の写真の「193号」は、“19時台に新千歳空港を出発する2番目(1の次の奇数は3)の列車”という意味である。

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▲一日の締めはセコマのガラナサワーで。お疲れさまでした。

2人の友人と合流し、いよいよ明日からがこの旅のメインイベントとなる。

(続く)

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移動まとめ

時刻は全て発車時刻です。

4日目
【大阪】12:08
阪和線 関空快速 関西空港行き
関西空港】15:45
↓✈︎ peach 113便 新千歳行き
新千歳空港】18:30
千歳線 快速エアポート185号 小樽行き
【札幌】19:15
学園都市線 普通 北海道医療大学行き
北海道医療大学】20:08
学園都市線 普通 札幌行き
【札幌】
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5日目
【札幌】6:00
↓函館線 普通 旭川行き
【深川】11:10
留萌線 普通 留萌行き
【留萌】12:18
留萌線 普通 深川行き
【深川】13:19
↓函館線 特急ライラック24号 札幌行き
【滝川】13:36
↓函館線 普通 岩見沢行き
岩見沢】15:06
室蘭線 普通 苫小牧行き
【苫小牧】17:31
千歳線 普通 ほしみ行き
【南千歳】17:58
千歳線 快速エアポート174号 新千歳空港
新千歳空港】19:18
千歳線 快速エアポート193号 札幌
【札幌】
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【旅行】北東日本大出張 Part.1【関西編】

こんにちは、NaViDaiです。

今年の夏も暑いですね〜。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

北海道成分が足りなくなってきたので、2週間にわたる大出張を敢行しました。

1・2日目 甲府→松江

台風とのバトル

1日目は自宅のある甲府から京都へ移動(北海道へ行くのになんで西に向かってるんだ)

2日目、京都から18きっぷで松江に行くつもりが…

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▲おっ18きっぷはどうした??

台風の接近で芸備線木次線が止まっており、やむなく18きっぷでの移動を断念。

松江に行きたいのには3つ理由があった。
1. 島根県に行きたい。
2. ローカル線・木次線に乗りたい。
3. 381系の特急やくもに乗りたい。

この時点で2の目的が消滅してしまった。

初っ端から旅程が崩壊して激しく萎えたので、新大阪→岡山で新幹線課金してしまった。

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▲初めてレールスターに乗る。

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▲貸切の自由席車内。

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▲水漏れ?してるらしく、自由席が一部使えなくなっていた。

到着した岡山は暴風雨。先が思いやられる…。

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岡山駅から高速バスに乗る。

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▲休憩の蒜山高原SA岡山県真庭市)。ここでは岡山以上の暴風雨…。

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蒜山高原SAでこの先の米子道が通行止めであることが判明。

通行止め区間を迂回するため、蒜山IC→江府ICでは一般道を走行。ここは県境越え区間で峠道である。運転手さんお疲れ様です…。

話は逸れるが、江府は「こうふ」と読む。私が住んでいる甲府と読み方が同じだ。甲府に「こうふ」ICは無いが、鳥取県に「こうふ」ICがあった。

大荒れの松江

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▲幾多の危機を回避し、なんとか松江駅に到着。

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▲JR山陰線も止まっており、松江は一切の列車が来ない駅となっていた。

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▲大荒れの宍道湖

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島根県。台風の中わざわざ松江まで来た理由。

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島根県庁の中にある竹島資料室。古地図や伝承など興味深い展示が多かった。

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▲国宝・松江城。現存12天守の一つ。初訪問ではないが、百名城スタンプを押していなかったため再訪。

松江駅〜県庁・松江城エリアは地味に離れている。風が強すぎて傘が役に立たないので、ずぶ濡れ状態で片道30分くらい歩いた。

この日は松江駅前のカプセルにピットイン。台風に心身ともに翻弄され疲れていたので、すぐに眠りについた。

私はいつになったら木次線に乗れるのだろうか…(対戦成績は0勝2敗)

 

3日目 松江→大阪

ぐったりはくも?

次の日は、前日とは打って変わって晴れていた。帰りの列車(特急やくも)が動くのか心配だったものの、それは杞憂で済んだ。

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▲こういうの好き。

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▲「新幹線&やくも早特3」
松江→大阪市内の乗車券、松江→岡山の特急やくも指定席、岡山→新大阪の新幹線指定席がセットで¥5000という破格なきっぷ(定価の半額以下)。

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381系、現存する唯一の自然振り子式車両。
車体を傾けながら、カーブの多い中国山地の山中を100km/h超でかっ飛ばす。
特急やくもは来年度以降に新型車両へ置き換わることが公式発表されており、381系の余命はもう長くはない。

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▲2010年のリニューアルによって座席の足元が広くなり、「ゆったりやくも」の愛称が付けられている。
前述の自然振り子によって乗り物酔いする人が続出するため、もじって「ぐったりはくも」と呼ばれることもある。

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▲車内には酔い対策のエチケット袋がある。

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▲本来ならこの辺りで伯耆大山が見えるはずだが、この日は雲に覆われていた…。

特急やくもから新幹線に乗り換えると、乗り心地が違いすぎて頭がバグりそう(ジャングルを行くジープから高級セダンに乗り換えたような気分)。

ちょっと大阪観光

あっという間に大阪へ到着。

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大阪城。登城したのは小学生以来。
本物の書状・絵図・甲冑・刀などが数多く展示してあり、かなり見応えがあった。大手門など大阪城に附属する重文も必見。

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ミライザ大阪城天守閣の横にあり、1931年建設で旧陸軍第四師団司令部の建物。

この日は大阪で別件の用事があり、一人での行動はここまで。

いよいよ明日は北の大地へ向かう。

(続く)

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移動まとめ

時刻は全て発車時刻です。

1日目
甲府駅】16:00
高速バス 名古屋ライナー甲府5号 名古屋行き
名古屋駅】20:37
↓車(E23/E1A/E1
京都市内】
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2日目
【五条】8:31
地下鉄烏丸線 竹田行き
【京都】9:00
JR京都線 新快速 姫路行き
【新大阪】9:32
山陽新幹線 こだま847号 博多行き
【岡山】
岡山駅西口】11:30
高速バス ももたろうエクスプレス 出雲行き
松江駅
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3日目
【松江】8:58
伯備線 特急やくも10号 岡山行き
【岡山】11:58
山陽新幹線 のぞみ20号 東京行き
【新大阪】12:53
JR京都線 普通 宝塚行き
【大阪】13:04
大阪環状線 京橋・鶴橋方面
大阪城公園
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【登山】金峰山登頂記録/後編【甲府市最高地点へ】

前編からの続きです。

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第2章 天上の世界

9:51 砂払ノ頭[標高2317m/登山開始より6.1km・3時間44分]

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▲パッと視界が開け、岩の上に出た。ここは「砂払ノ頭」というピークのようだ(無名な山にはありがちだが、読み方が分からない)。ここからは岩上の稜線歩きが始まる。

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▲ついに我々の目指す金峰山の頂を補足。写真の最奥に見える雲に隠れそうな突起状の岩がその山頂だ。なんとか晴れてくれと祈りながら先へ進む。

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▲登山道の南側はすぐ崖になっている。足を滑らせたら一巻の終わりだ。一瞬の油断も許されない。

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▲砂払ノ頭より始まった稜線歩きでは、終始視界が良い。まさに天上の世界を歩いているようである。ここまで相当の疲労が蓄積されているが、絶景を見ていると疲れを忘れられる(比喩表現ではなくマジで疲れが吹っ飛ぶ)。

 

10:07 千代の吹上[標高2440m/登山開始より6.4km・4時間0分]

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▲「千代の吹上」とは、岩場の切れ落ちた崖のことらしい。改めて今写真を見るととてつもなく恐ろしいが、現場の僕は高所を歩いて感覚が麻痺していたのか、あまり恐怖感を感じなかった(さすがに足を出す勇気はなかった)。

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▲稜線歩きとはいってもぐんぐん登りが続く。

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金峰山の象徴である五丈石が目の前に迫る…

 

10:56 金峰山山頂[標高2599m/登山開始より7.4km・4時間49分]

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ついに、ついに、金峰山登頂達成!標高2599m、甲府市の最高地点へ到達です!感無量、感激、この達成感は何ものにも代えがたいものがありました。

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▲山頂からのパノラマ写真。祈りもかなわず周辺は厚い雲におおわれており、景色は全く見えませんでした。写真には写っていませんが、山頂にはけっこう登山客がいました。

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▲晴れていれば富士山を始め、名だたる山を多く見ることができる。リベンジせねば。

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▲山頂付近にある三等三角点「金峰」。標高2595.03 m。

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五丈石(ごじょういわ)全景。岩の手前に鳥居があります。ここが金櫻神社の本宮です。

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▲悲願の金櫻神社本宮参拝。本宮参拝は非常に難易度が高いので、金櫻神社は甲府市御岳町(昇仙峡の少し奥)に里宮があります。里宮とは、登山能力のない人が参拝するために麓に建てられる神社のことをいいます。

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▲山頂付近のジャンクションにはなんと「昇仙峡」の文字が。昇仙峡から歩いたら一体どれだけの時間がかかるのか…。

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▲五丈石の看板。このあたりは山梨・長野両県の県境ですが、「臼田営林署」との表示があります。山頂付近の管轄は長野県なのでしょうか。

 

第3章 地獄の下山

山頂でおにぎりを食べ、1時間ほど散策。晴れるまで粘ろうかとも思いましたが、そんな雰囲気はなく、無念ながら諦めました。

11:55 下山開始

今回はピストン登山なので、来た道をそのまま戻ります。ここからは疲れすぎていて全然写真を撮っていません。下ること自体は登りより楽なのですが、いかんせん蓄積疲労が溜まっているため足が思うように動きません。以下、下山のログです。

12:47 砂払ノ頭[標高2317m/登山開始より8.4km・6時間26分]

14:14 大日小屋[標高1975m/登山開始より10.7km・8時間7分]

15:10 富士見平小屋[標高1812m/登山開始より12.4km・9時間3分]

15:54 瑞牆山[標高1520m/登山開始より13.9km・9時間47分]

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▲無事に下山完了。駐車場が見えた瞬間、心の底から安心しました。そして舗装路面はとても歩きやすい。人間の文明はすごい。

 

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ケガも事故もなく無事に帰ってこられたことが何よりよかったです。

一瞬の絶景を求めてとてつもない苦労を長時間強いる登山は、めちゃくちゃコスパの悪いアクティビティです。でもそれがいいんです。また、山に登りたいと思いました。

 

なお、膝と太ももに強烈な筋肉痛を抱えながらこの記事を書いています。登山とは体力ゲーであることを改めて実感。トレーニングをして体力をつけて、また山に挑みたいですね。次はどの山に登ろうかなあ。

 

金峰山登頂記録[終]

【登山】金峰山登頂記録/前編【甲府市最高地点へ】

こんにちは、NaViDaiです。

小学生以来、人生2度目の登山をしてきました。

登った山は金峰山(きんぷさん)。山梨県甲府市と長野県川上村の境にそびえる標高2599mの山です。

日本百名山・山梨百名山のひとつにして、奥秩父山塊の主峰。古くから信仰の対象として親しまれている山で、山頂には金櫻神社の本宮があります。

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縦になが~い甲府市の北端に位置しています。山頂の標高2599mは甲府市の最高標高地点です。

なお、最低標高地点は南部の笛吹川付近で標高245mなので、甲府市内での標高差は実に2350mにもなります。

第1章 登頂開始!ひたすら登り坂との闘い…

金峰山の登山口はいくつかありますが、今回は北杜市瑞牆山荘(みずがきさんそう)より登ります。

4:30に自宅を出発し、5:30頃には瑞牆山荘付近の駐車場に到着。登山の朝は早いのです。

この日の予想天気は曇り。なんとか晴れ間が出ることを祈りながら登山開始です。

6:07 瑞牆山[標高1520m/登山開始より0.0km・0分]

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▲登山道の入口。大学の後輩くんと2人パーティで登ります。

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▲富士見平林道と交差。一般車両は入ってこられません。

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▲不意に視界が開け、ゴツゴツした山が正面に現れる。瑞牆山(みずがきやま)である。今からあのくらいの高さまで登るという事実。

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▲看板に「林道」の表示。左を見てみるとガードレールが見える。ここは富士見平林道の終点らしい。よくこんな山奥に道を通したものだ。

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富士見平湧水。今回の行程唯一の飲料水補給ポイント。キンキンに冷えていておいしい。

 

6:52 富士見平小屋[標高1812m/登山開始より1.9km・45分]

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富士見平小屋。広いテントサイトがあり、小屋で食事もできる。山小屋価格だが、猪肉・鹿肉・きのこなど気になるメニューも。有料トイレあり(¥100)。

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▲富士見平小屋を過ぎると斜度が一気に上がる。このあたりの登坂が行程の中で一番キツかった。

 

7:49 大日小屋[標高1975m/登山開始より3.5km・1時間42分]

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▲巨大な大日岩が見えてきたところで、大日小屋に到着。この小屋は実質廃屋のような状態。YAMAPやヤマレコには水場ありとの表記があったが、ただ沢があるだけで衛生的に飲む気にはなれない。

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▲木が生い茂っていて日の光が通りにくいせいか、苔が多い。

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▲初の鎖綱での岩登りが登場。アスレみたいで楽しいが、滑りやすいので登山靴必須。

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▲倒木をくぐる。

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▲顔みたいでかわいい。

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▲視界が開け、巨大な大日岩が目の前に。登山道は岩の横をトラバースし、標高を上げる。

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▲いい景色。思わずおぉーという声が漏れる。

 

8:23 大日岩[標高2201m/登山開始より4.4km・2時間16分]

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▲大日岩上からの景色。まさに絶景である。最後の写真に写っているのは僕。

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▲大日岩からは山梨・長野の県境上を歩く。一体この日に何度県境を跨いだのだろうか。そして、だんだんと空が近づいているような気がする。

 

後編へつづく…

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ルーレットで山梨回遊 Part.4【目指せ市町村制覇】

先週、10万円給付がうちにも来ました。

Part.3からの続きです。先に前Partを見てね。

Part.3 ←前|次→ Part.5(中日平田が復調したら)

Part.1はこちら

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リニア実験線の末端はどうなっているのか?

こんにちは、NaViDaiです。

僕の住んでいる山梨県には山梨リニア実験線というリニアの実験用線路があります。

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地理院地図にもはっきり「リニア実験線」との表記があります。

ところで、僕はこのリニア実験線について一つ気になっていることがあります。

それは、末端はどうなっているのか?ということです。

なお、終点はトンネル内なので、末端が地上から確認できるのは起点のみです。

気になったらすぐ行動、ということで行ってみました。

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